「祈り続け」「信じ続ける」先にあるもの
信じ続けた宣教師スタンレー・ジョーンズ
インドで宣教生活をした有名な宣教師スタンレー・ジョーンズという牧師がいました。
彼は88歳の時に脳梗塞で倒れ、人々は「もう全てが終わったから」と引退するように勧めました。
スタンレー・ジョーンズは病院に行って治療を受けるのですが、当時の
脳梗塞には特別な治療法がなく、そこで彼は看護士に舌が思うように
動かないので、「看護士さん、毎日私の所に来て注射を打ってくれる時、このよ
うに必ず言ってください。『牧師先生。ナザレのイエスの御名で起き上がって
ください』とこの言葉だけを必ず言ってください」とお願いしました。
看護士は注射を打ちに最低3回以上は彼の病室に来るので、その度ごとに、
彼は看護士に「『牧師先生、ナザレのイエスの御名で命じる。起きてください』
と自分に命じるように」お願いしました。
毎日3回以上、看護士はそう言う度にくすくす笑いながら病室を出て行きまし
たが、しかし、なんと驚くべきことにスタンレー・ジョーンズはしばらくする
と起き上がり、癒され、再びインドの宣教師として主の働きに復帰したので
す。
「祈り続けた結果」
あるクリスチャンの女性はひざに少し痛みを感じるようになり、それが段々と
ひどくなり、正座した後、立ち上がると痛くて、しばらくひざを伸ばせない状
態にまで悪化してしまいました。
彼女は一時、祈ることを忘れていたのですが、しかし、再び、祈ることを始
め、祈るとすぐに良くなることを期待しましたが、痛みはすぐには取れず、彼
女は何度か『ダメかな』と思うことがありましたが、けれども気持ちを切り替
えて「癒してください」と神様に祈り続けていきました。
後日、ふと気づくと、立ち上がって、さっさと歩いている自分がいて、痛みが
ずいぶん良くなっていて、本当に神様に感謝しました。
彼女はさらに祈り続けた結果、痛みが全く無くなり、完全に癒され、彼女は
「祈りを忘れていた私の祈りに神様は答えてくださり、また、祈り続けることの
大切をも教えてくださいました」と告白しています。
「神様は私の健康を回復させてくださる」
アメリカの女医のヴァネッサは30歳手前に体の節々に激しい痛みを感じ始
め、その痛みは次第に立ってはいられないほど悪化してしまいました。そこで
ひざを手術することにして、外科的な治療で治ることを期待していましたが、
しかし、余計ひどくなってしまい、体は日に日に衰弱の一途を辿って、杖に寄
りかかって歩くような状態でした。
彼女はアメリカのレイクウッドチャーチの会堂での礼拝に出席しようとしたと
きは、車を降りて、座席に着くまで、普通の人なら、ほんの2,3分で済むと
ころを彼女は45分もかかっていたのです。また週日は毎朝3時に起きて着替
えを始めなければならず、関節をほぐして、そうして初めて、7時に病院へ出
勤することができるのでした。
彼女にとって何もしないで嘆いて「なんてひどいことが起こったのかしら。お
父さんも苦しんでいた。おばあちゃんも同じ病気だった。これが私の分として
甘んじて受けなければならないのね」ということは、実に容易のことだったの
です。
しかし、ヴァネッサは屈せず、彼女は戦士として、逆に「私は立ち上がって、
自分の人生を用意されているものはすべて受け取るつもりよ」と宣言しまし
た。
彼女はそこで祈り始め、信じ続け、毎日、「私は毎日、毎日、どんどん回復し
ていく。神様は私の健康を回復させてくださる。私は生きる。決して死なない」
と告白し続けました。
このようにして3年の月日が流れましたが、しかし、何の良くなる兆候もあり
ませんでした。まるで何も起こっていないかのように見えていたのです。それ
でも彼女はめげず、なお信じ続けたのです。
ある日のこと、ふとしたときに自分の体が以前ほど痛まないことに気づき、関
節も以前よりはスムーズに動く感じ、次の日は、また少し楽になっていること
に気づきました。今では、完全に回復し、自由に歩行できるようになり、ヴァ
ネッサ医師は幸せで、健康になり、全てのことが十分にできるようになりまし
た。
癒やされ、回復した3人に共通していたのは神様に「祈り続け」、また神様を
「信じ続け」「神様は私の健康を回復させてくださる」という確信をしていたこ
とでした。
イエス様は「気を落とさずに絶えず祈らなければならないことを教え」(ルカ1
8:1)、また「わたしの名によって何かを願うならば、わたしがかなえてあげ
よう」(同上14:14)と言われていますので、私たちも「祈り続け、信じ続
け」たいものです。
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