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2022年10月 礼拝案内

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2022年10月  礼拝案内 ◎ 10月2日(日)10時半   聖餐式 (せいさんしき)    坪井 智司祭 司式・説教 ◎ 10月9日(日)10時半       み言葉の礼拝 信徒の礼拝 ◎ 10月16日(日)10時半   聖餐式 (せいさんしき) 予定 司式・説教  平野一郎司祭 礼拝後、教会委員会 ◎ 10月23日(日)10時半       み言葉の礼拝 信徒の礼拝 ◎ 10月30日(日)10時半   聖餐式 (せいさんしき) 予定   説教者交換日    上原信幸司祭 司式・説教 (平野司祭は岡山聖オーガスチン教会)    コロナ感染防止のため、礼拝後の昼食(会食)は控えさせていただますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。

コロナのど真ん中にいる中で「神はわたしたちの避けどころ」と告白する

  ペストのど真ん中にいたルター   14世紀の中頃、アジアからヨーロッパ全土を襲ったペスト(黒死病)は、ヨーロッパの全人口の4分の1から3分の1を死に至らしめました。 その後も散発的に流行を繰り返したペストは、1527年の夏、ペストのど真ん中のドイツのヴィッテンベルクの町で暮らしていたマルティン・ルターにも襲いかかりました。 この頃、ルターの家族では息子が重い病を克服しましたが、娘をペストにより失い、また彼自身、死を覚悟したほどの病と 鬱 ( うつ ) 状態になりました。さらに彼を通してプロテスタントに改宗した牧師が悲惨な死を迎え、ルターは悲哀と絶望の中にいました。 この時、ルターは 「私は死と 陰府 ( よみ ) の門におり、キリストは見失われ、 自暴自棄 ( じぼうじき ) と神への 冒涜 ( ぼうとく ) にゆすぶられて いた」 と後に 述懐 ( じゅっかい ) しています。   「神はわたしたちの避けどころ」   そのような正に生き地獄のような苦しい状況の中で、ルターは詩編46編によって力づけられ、常に共におられて、助け手、避けどころである唯一なる神様を見出したのでした。 力を与えられたルターは1528年に有名な讃美歌 「神はわがやぐら」 を詩編46編に基づいて、作詞作曲しました。  ルターが最も影響を受けた詩編46編の主な 箇所 ( かしょ ) は、 「神はわたしたちの避けどころ、わたしたちの 砦 ( とりで ) 。苦難のとき、必ずそこにいまして助けてくださる。わたしたちは決して恐れない。夜明けとともに、神は助けをお与えになる。万軍の主はわたしたちと共にいます。ヤコブの神はわたしたちの 砦 ( とりで ) の 塔 ( とう ) 。万軍の主はわたしたちと共にいます。ヤコブの神はわたしたちの 砦 ( とりで ) の 塔 ( とう ) 」 (46:2 , 3 , 6 , 8)です。   讃美歌「神はわがやぐら」   ルターの作詞した「神はわがやぐら」の歌詞は以下のようになっています。 1  神はわがやぐら わが強き 盾 ( たて )  苦しめるときの 近き助けぞ  おのが力 おのが知恵を 頼みとせる  陰府 ( よみ ) の長も など恐るべき   2 いかに強くとも いかでか頼ま

コロナ禍(か)の中で「祈りが深く」なる恩恵(おんけい)、恩寵(おんちょう)を得(え)る

  「神様、助けてください」と叫ぶ状況     鈴木秀子シスターの知り合いに「自分は宗教など一切信じません」という青年がいて、ある時、彼は車にはね飛ばされそうになりましたが、ギリギリのところで助かったそうです。その時、 咄嗟 ( とっさ ) に 「神様、助けてください」 と大きな声で叫んだと告白しています。 また中国に頑固(がんこ)な無神論者がいて、「神などというものはいない」「神の存在を否定することが、自分の人生の使命だ」とふれ回っていました。 しかし、ある時、彼は事件を起こして、刑務所に入れられ、そこでひどい目にあわされて、 「神様、助けてください」 と叫んだそうです。 このようなことから 「人というのは、自分の命ギリギリ、絶対絶命の苦境に陥ったとき、人智を超えた大いなる 憧憬 ( どうけい ) の念を 募 ( つの ) らせ」 (鈴木秀子シスター)、また 「深い悲しみ、嘆き … の願いこそは、人が最も神を必要とし、最も切実に神に祈る時」 (石田学牧師)と言えるのではないでしょうか。   辛(つら)い体験を通して「祈りが深く」なった   日本ハンセン病学会元会長で、 日本キリスト教海外医療協力会( JOCS ) 会長でもあり、淀川キリスト教病院にも勤務された 畑野研太郎氏は1985年~1994年にかけて、 JOCS よりバングラデシュ・チャンドラゴナ病院に派遣(はけん)されました。 彼はバングラディシュの病院でハンセン病治療にあたりましたが、そのバングラディシュの体験は 過酷 ( かこく ) そのものでした。バングラディシュでの言葉の問題、文化の問題、日々、忙しい仕事の問題、十分に経験を積んでいない医師としての不全感があり、辛(つら)い時期を送ることになったからです。 しかし、畑野氏が本当に孤独で、誰にも相談できない状況になった時、唯一、相談できた相手は神様だけでした。畑野氏はその辛い体験を通して、神様への 「祈りが深く」 なったこと、 「祈る以外に道はありません」「今まであまり祈りの重要性を心の底から思ったことはなかったが、今祈りの重要性を覚えさせられています」 と述べ、最終的に 「しっかりと祈っているとき上からの平安がきます」 とニュースレターで書いています。   汗も涙も出る切なる祈り   三浦

2022年9月 礼拝案内

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  2022年9月  礼拝案内 ◎ 9月4日(日)10時半   聖餐式前部 (せいさんしきぜんぶ) 【陪餐(ばいさん)しない礼拝】    坪井 智司祭 司式・説教 ◎ 9月11日(日)10時半       み言葉の礼拝 信徒の礼拝 ◎ 9月18日(日)10時半   聖餐式前部 (せいさんしきぜんぶ) 【陪餐(ばいさん)しない礼拝】か、聖餐式(せいさんしき) 司式・説教  平野一郎司祭 礼拝後、教会委員会 ◎ 9月25日(日)10時半       み言葉の礼拝 信徒の礼拝    コロナ感染防止のため、礼拝後の祝会(会食)は控えさせていただますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。