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2021年1月31日(日) 顕現後第四主日 司祭河村博之 説教

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  https://youtu.be/65xaoMZIEi0

2021年1月24日(日) 顕現後第三主日 主教小林尚明 説教

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https://youtu.be/7TsWk4IEBi4

どう受け止めるかで幸・不幸が決まる

  中国で獄中にいた二人のクリスチャン   中国のある教会の家の指導者は20年以上も獄中にいた時がありました。 彼はまぎれもなく、信仰の勇者でしたが、 ある時、不満が起こったと正直に告白しています。獄中生活では食べるものがなく、そこで自分の皮のベルトを食べて、何とか飢えをしのいで、生きていかなければならなかったからです。 そのような時に指導者は『かつて初代教会時代にはペテロは奇跡で獄中から救われたではないか、なのになぜ自分は助け出されないのか』という疑問がわき起こり、ついに不信仰に陥りました。  一方、もう一人の体の弱かったクリスチャン男性も収容されていましたが、不平を言わず、信仰を失わずにいました。 ある時、病弱の彼は母親からの差し入れの貴重で、大切だった粉ミルクをスプーンですくったかと思うと、「これは先生に」と言って、指導者の口の中に、断るのを押し切って、無理やり入れたそうです。 その時、指導者は『それはあなたの体を心配した母さんが送ってくれた大切なものではないか』と言おうと瞬間、極限状態の中でイエス・キリストの愛の御手を見た思いがして、目から涙があふれたのでした。 指導者はこれでも「私の愛がわからないのか」と言わんばかりの光景に触れ、「ここが神様の栄光を現すように定められた場所であるならば、私はここで神様に仕えます」との祈りをささげられるまでに変えられ、信仰を取り戻したのでした。   二人のサラリーマン   ある二人のサラリーマンがいました。別々の時期にタクシーの後部座席に乗っているところに、後ろから酒気帯び運転の車から追突され、二人とも全く同じようなむち打ち症にかかりました。 二人とも車の追突によって、入院していたことは同じなのですが、しかし、二人の入院生活、その後の経過が全く対照的でした。  一人は非常に大切な時期に入院しなければならなくなったことで、残念な気持ちと恨みつらみでいっぱいで、『訴えてやる』と怒り心頭だったようです。さらに3ケ月も入院をし、結局、職場復帰するのに1年かかり、その後もまだぐずぐずと言っているようです。 もう一人は『ぶつけられたのは仕方がない』と積極的に入院の機会を利用しようとしました。『サラリーマン生活で忙しく、ゆっくりと寝ている時間なんて一生に一度もないだろう』と思い、分厚い『